
歯の漂白について
2011年12月19日 (月) 17:23
<今日は歯の漂白について>
神経を抜いた歯は、段々と黄色く変色してしまうことがあります。
これは神経や血液の成分が象牙質(歯の主体をなす硬組織)に染み込ん事により生じる現象です。
この様な失活歯(無髄歯)の歯の漂白には、 通常のホワイトニングでは効果がない場合があります。
歯の神経(歯髄)を取った歯には、歯の中に歯を白くする薬剤を入れ、変色した歯を白くする方法です。具体的には歯の裏に穴を開け、
過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウム粉末を内側から作用させ漂白を行います。
この方法は、ペースト状の漂白剤を髄室内に入れて数日間おくことで効果が現れます。
その後、歯が白くなったら蓋をあけて中の薬剤を除去し、最終的な蓋をします。
walking bleach やinternal bleach とも呼ばれています。
術前 向かって左の前歯2本が黒ずんでいます
術後 漂白により綺麗な色に戻りました
できるだけ歯を削らないで、元の白さにしたい方にはご好評いただいております 😛