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入院前に歯科治療を受けるべき理由
こんにちは。院長の宮田です。
毎年9月1日は「防災の日」。さらに、8月30日から9月5日は「防災週間」として定められています。災害はいつ発生するか予測できないので、日ごろから防災グッズや非常食を備えておくことが大切です。
さて、備えといえば入院前には歯の治療が推奨されていますが、その理由をご存じでしょうか?
お口の中のトラブルを放置したまま入院すると、思いもよらない事態を招くことがあるので十分な注意が必要です。
● 入院や手術の際に起きやすいお口のトラブル
お口の中が汚れていると、細菌がどんどん増殖し、手術中に悪さをすることがあります。
特に口や喉・食道・胃の外科手術を予定されている方は要注意!
「だ液とともに飲み込んだ細菌」が手術した部位に感染すると、治癒が遅れて入院期間の延長につながることがあります。
しかも、細菌が肺まで入り込んだ場合は、「肺炎」にもかかりやすくなります。
肺炎は重症化すると死に至る、恐ろしい病気で、下手をすれば咳や熱だけでは済まなくなる可能性もあります。
また、命に関わるアクシデントが手術中に発生する危険性も。
たとえば、お口の中に「ぐらぐらした歯」を放置していると、口から人工呼吸器を挿入する際に歯が抜け落ちて気管に入り、窒息する恐れがあります。
● がん治療で起きやすいお口のトラブル
一見、無関係に思える「がん治療」でもお口のトラブルが発生することもあります。
なかでも、抗がん剤治療においては約40%以上の人に口腔トラブルが発生したという報告もあり、その内容は口内炎や味覚障害、口腔乾燥など、がん治療がさらに辛くなるようなものばかり…。
また、治療の副作用でだ液が減少すれば、むし歯や歯周病が進行する可能性もあるので、がんの治療を始める前に必ず処置をしておきましょう。
● 手術やがん治療の前に
歯科医院では何をするの?
歯科医院では手術時の感染症や肺炎を防ぐために、
歯石や歯垢(プラーク)を徹底的に除去します。
特に、歯石は石灰化した細菌の塊です。
がん治療においては細菌が多いと副作用が強くなるので、お口の汚れを取り除いて細菌の数を減らします。
むし歯があれば応急処置を施し、ぐらつく歯があれば抜歯や歯の固定も行います。
お口のケアをしていたことで入院期間が短くなったという調査結果もあります。痛いところがなくても、入院前には必ずお口のチェックを受けておくことをおすすめします。
また、お口の状態によっては治療が長期に及ぶ場合もあります。
入院までの日数は限られていることが多いため、もし入院が決まったら、少しでも早めのご来院をお願いします。
中央歯科医院
〒367-0041 埼玉県本庄市駅南2-15-3
TEL:0495-21-1807
URL:http://www.chuo-dental.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CUT2UfINpqkFEAE?gm
夏の口腔トラブルにご用心!
こんにちは。院長の宮田です。
8月に入ると、連日の暑さに体もグッタリしてきますね。
とくに、お盆も過ぎるころになると暑さで疲労が溜まり、体のだるさや不調を感じやすくなります。
こうした「夏のトラブル」に見舞われるのは、皆さんのお口も例外ではありません。
そこで今回は、夏に起こりやすいお口のトラブルについて、まとめてみましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
● 夏は「からだのストレス」にご用心?
夏場は過酷な気温もさることながら、
室内外の温度差によって、からだに負担がかかることもあります。
また、楽しいイベントも盛りだくさんのため、
ついつい活動的になってしまい、気づかぬうちに疲労が溜まっている方も少なくありません。
実は、こうしたストレスがかかると「免疫力」が低下しやすくなります。
私たちのからだは、日々さまざまな細菌やウイルスと戦っていますが、免疫力が落ちると、それらに対する抵抗力も弱まり、「歯ぐきが腫れる」「親知らずが痛む」「口内炎が治らない」などのトラブルを引き起こす原因になってしまうのです
● 夏の暑さで干からびる…
「お口の乾き」にご用心
夏の暑さに晒された人間のからだは、汗をかくことで体温を下げようとしますが、それと同時に体内の水分が不足しやすくなります。
すると、だ液の分泌も減少し、お口の中が乾燥するようになります。
私たちのお口には、いくら清潔にしていても何千億という細菌が存在していますが、それらは常にだ液によって浄化・殺菌されています。
つまり、だ液が少なくなるということは、細菌やウイルスが繁殖しやすくなってしまうということ。
このような状態は口臭の原因になるばかりか、
むし歯や歯周病を悪化させる要因にもなりかねません。
お口のためにはもちろん、
皆さんの健康を守るためにも、水分補給はしっかりと行いましょう。
● 暑いと思わず手が伸びる!?
「甘い誘惑」にご用心
暑さにやられるこの時期に、ついつい欲しくなるのが冷たいアイスやジュースです。
しかし、アイスやジュースには皆さんの想像以上に砂糖が使われているのをご存じでしょうか。
実は、「温度」と「味覚」には密接な関係があり、
人のからだは「冷たいものほど甘みを感じにくい」のです。
ぬるくなったジュースがやけに甘く感じるのも、突然甘くなったわけではなく、温度が上がったことで「本来の甘さ」を感じているため。
「キンキンに冷えているのに甘い」アイスやジュースには、それだけ砂糖が使われている…ということです。
そして、お口の中に残った糖分は、
むし歯菌にとって、かっこうのエサになります。
放っておけば、当然むし歯のリスクも高まるので、アイスを食べたり、ジュースを飲んだりしたあとは、お水やお茶でお口をすすぐのがおすすめです。
この時期に感じる「歯の違和感」は、初めのうちは症状が軽くても、疲労が溜まることで一気に悪化してしまうことがあります。
ほんの少しの異変でも放置せずに、
なるべく早い段階で歯科を受診しましょう!
そして、疲れが溜まったときには時間を見つけて、からだを休めてあげることも、忘れないでくださいね。
中央歯科医院
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歯周病予防で認知症予防?お口と脳の関係
こんにちは。院長の宮田です。
7月にはさまざまな風物詩があります。
直近でいえば7日の七夕ですが、
皆さんは今までに、
「短冊にどんなどんな願い事をしたか」
思い返したことはありますか?
「昔の記憶」を思い出すことは、
脳が活性化し、認知症の予防や
進行の抑制になるそうです。
さて、認知症といえば、
実はお口とも深い関係があることを
ご存じでしょうか?
■「歯の本数」で認知症リスクが変わる
まずひとつ目は、
「残っている歯の本数」との関係です。
実は、歯が少ないほど
認知症の発症リスクが上がることが
研究によって明らかになっています。
歯が少ないと、噛む回数や、
噛んだ際に脳に送られる刺激が減少します。
その結果、脳の働きが低下して、
認知症を引き起こす
きっかけになってしまうのです。
対策として、予防や治療をして
「歯を多く残す」ように努めることが最適ですが、
もし歯を失ってしまった場合でも、
義歯や入れ歯を使ってお口の機能を補うことで、
認知症への影響を最小限にすることができます。
「65歳以上の高齢者のうち、約15%が認知症である」
と言われており、現在発症していない方も、
年齢を重ねていくにつれて、
そのリスクは上がっていきます。
「もう手遅れかも」と諦めずに、
しっかりと治療やメインテナンスを受けて
「噛めるお口」を維持しましょう!
■「歯周病」が認知症のリスクを高める
「歯周病」といえば、むし歯と並んで
皆さんもよく知るお口の病気ですが、
こちらも「認知症」との関わりがあります。
まず、歯周病が進行すると、
歯ぐきからの出血が起こります。
すると、
その傷口から細菌が入り込んで全身に回り、
脳卒中や心臓病、糖尿病や早産など
幅広く悪影響を及ぼすことがわかっています。
そして、こうした影響のひとつに
「認知症」も含まれています。
お口から入り込んだ細菌の影響によって、
アルツハイマー型認知症の原因物質が、
脳に多く蓄積されてしまうのです。
■「健康なお口」で認知症を防ぎましょう!
歯科における認知症予防のポイントは、
・歯を1本でも多く残す
・歯周病の予防と治療を徹底する
この2つです!
特に歯周病は、
悪化すれば歯の喪失にも影響を及ぼし、
認知症のリスクがさらに高まります。
歯周病は「沈黙の病」と言われるほど
自覚症状が少なく、
気づいたころには悪化していることも
少なくありません。
少しでも異常を感じたら
早めに歯科を受診するのはもちろんのこと、
日ごろから定期的にメインテナンスなどを受けて、
治療と予防を心がけましょう!
私たちの役目は、お口だけではなく、
皆さまの全身の健康を守れるよう
精一杯サポートすることです!
何か気になることやご不安なことがあれば、
いつでもお気軽にご相談ください。
中央歯科医院
〒367-0041 埼玉県本庄市駅南2-15-3
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“あの”「不快な汚れ」がお口にも…!?
こんにちは。院長の宮田です。
梅雨の季節となり、雨の日が多くなってきましたね。
せっかく洗濯しても、部屋干しをするしかなく
「ちょっと臭いが気になる」
ということもしばしばあります。
あの臭いは、衣類や洗濯槽についた、
雑菌が繁殖した結果生じるため、
洗濯槽をこまめに掃除したり、
洗濯前に衣類を60度の熱湯に浸けておいたりすると、
抑えられるそうです。
ご家庭のなかには、ほかにも
菌の繁殖しやすい場所がたくさんあります。
たとえば、キッチンやお風呂場の排水口に、
「ぬるぬるとした不快な粘膜」が付着しているのを
見たことはありませんか?
あの粘膜は『バイオフィルム』といって、
細菌のかたまりなのですが、実はあれと同じものが、
皆さんのお口にもこびり付いてしまうのを
ご存じでしょうか?
■お口の中に排水口と同じものが…!?
バイオフィルムとは、
細菌同士が集まり膜に覆われた、
細菌の集合体です。
私たちが食事をすると、
その「食べかす」を餌として、
むし歯菌や歯周病菌が増殖します。
その際に、だ液の糖タンパクと
結びついて作られるのが『プラーク』です。
なんと、プラークには
1mgあたり1億個もの細菌が存在しており、
放っておくと
「ぬるぬるとした強固な膜」を作り出します。
そう、
私たちの歯にもできてしまう「ぬるぬる」もまた、
排水口と同じ『バイオフィルム』なのです。
■バイオフィルムはこんなに強固!
一度バイオフィルムが形成されると
菌を守るバリアのようになり、
除去するのがとても困難になってしまいます。
通常、お口の中は「だ液」によって、
ある程度は殺菌されていますが、
バイオフィルムができてしまうと、
その膜に阻まれて細菌には届きません。
また、抗薬液なども、
その効果を発揮するためには
バイオフィルムを剥がすことが必要不可欠です。
ところが厄介なことに、
一般的なブラッシングでは
バイオフィルムを取り除くことができないのです。
■歯科で定期的なプロケアを!
歯みがきなどでは取り除けないバイオフィルムを
除去する唯一の方法が、
歯科でプロによるクリーニングを受けることです。
歯科医院では専門の器具を使って、
歯石はもちろん、こうしたバイオフィルムも
しっかりとクリーニングを行うことができます。
バイオフィルムの内側は
細菌にとって最適な環境が保たれているため、
放っておくと、どんどん繁殖します。
むし歯や歯周病などが悪化する原因になり、
そこから全身疾患に繋がる恐れもあるため、
数か月に一度は歯科医院に通って、
お口の中を綺麗に保ちましょう!
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ストレスが原因?『TCH』が引き起こす体の不調
こんにちは。院長の宮田です。
『五月病』という言葉があるように、
この時期には新生活のストレスから、
気分が滅入ってしまう方が多くいらっしゃいます。
実は、ストレスにも
「良いストレス」と「悪いストレス」があるのを
ご存じでしょうか。
新しいことへの挑戦や、環境の変化、
趣味を見つける、などといった
「ポジティブな体験」も、
脳にとってはストレスなのです。
適度なストレスは
集中力や幸福感を高め、
人間のエネルギーになるのですが、
「望まないストレス」や「過度なストレス」は、
「体調不良のもと」となってしまうわけですね。
そういったストレスの影響が、
お口にも表れることがあります。
そのひとつが、無意識のうちに
上下の歯を接触させてしまう
『TCH』という癖です。
■もしかしたら今この瞬間も…
TCHとは、
『Tooth Contacting Habit』の略で、
日本語に訳すと『上下歯列接触癖』といいます。
上下の歯は、食事や会話をするときを除いて、
接触しない状態が正常です。
ところが、TCHがある人は
・パソコンやスマートフォンを使っているとき
・テレビを観ているとき
・家事をしているとき
といった、
なにかに集中しているときに、
上下の歯が接触してしまうのです。
■顎関節症の原因にも
このようにTCHとは、
「上下の歯が接触していることが習慣化している」
状態をいいます。
「ただ単に接触してるだけじゃないの…?」
と、思われるかもしれませんが、
これを放っておくと、
肩こりや頭痛を引き起こしたり、
食事の際に冷たいものがしみたり、
あごが痛くなる…などの
不調をきたすこともあります。
また、TCHが長く続くと、
歯や口の筋肉、関節が押さえつけられて
顎関節症になりやすくなります。
他にも、
歯周組織がダメージを受け、
歯周病や知覚過敏が悪化することも。
一見「歯が触れているだけ」と思えるTCHですが、
実はさまざまな不調の原因になってしまうのです。
■あなたは大丈夫?TCHセルフチェック
TCHは何かに集中しているときに強くなりやすいので、
なかなか自覚できない場合があります。
そこで、
簡単にチェックできる方法をご紹介しますので、
ぜひやってみてください。
Step.1
正面を向いて、上下の唇を軽く閉じる
※このとき、唇に力を入れないようにしましょう
Step.2
そのままの状態で、
上下の歯が触れないように軽く離す
口元に違和感はありませんか?
もし違和感がない場合は、
この状態を5分続けられるか
試してみてください。
違和感がある場合や
5分続けられない、と感じた場合は、
TCHの可能性があります。
TCHは、なるべく早いうちに自覚して、
改善することが大切です。
上下の歯が接触していると気づいたら、
すぐに歯を離すように意識しましょう!
ご自身が「TCHかもしれない…」と
心配になった方は、いつでもお気軽に
当院までご相談ください。
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歯並びが悪くなる?「過剰歯」ってどんな歯?
こんにちは。院長の宮田です。
4月に入り、暦の上ではすっかり春を迎えました。
まだ寒い日もありますが、これから少しずつ暖かくなり、
お花見などの行楽シーズンを迎えるのが
今から楽しみですね。
さて、そんな4月のはじめに迎える4月2日は、
「402(しれつ)」という語呂にちなみ、
『歯列矯正の日』に制定されています。
歯並びが悪くなる原因としては、
「生まれつきアゴが小さい」
といった遺伝的な要因をはじめ、
「指しゃぶり・口呼吸」など、
生まれた後の習慣やクセがよく知られています。
一方で、これらの原因ほど頻度は多くないものの、
普段はあまり姿を見せず
ひっそりと歯並びに悪影響を及ぼすのが
『過剰歯(かじょうし)』です。
■気になる「すきっ歯」も過剰歯が原因かも
他人の目に触れやすい前歯は、
ちょっとした形の歪みや
歯並びのズレも気になるものです。
なかでも、
前歯のちょうど真ん中にできる歯のすき間、
いわゆる『すきっ歯』は、
「相手の視線が気になる」
「見た目が恥ずかしい」
というお悩みを抱える方も少なくありません。
その、すきっ歯の原因のひとつが
『過剰歯(かじょうし)』です。
過剰歯とは、
正常な歯の本数(28本・親知らずを含めると32本)
を超えて生えてきた歯のこと。
実は、日本では30~40人に1人の割合で発生し、
特に男性に多いといわれています。
過剰歯は「上の前歯」に多く発生し、
そのほとんどが、あごの中に埋まったまま
生えてくることはありません。
そのため、私たちの見えないところで
「前歯の歯並び」にしばしば悪さをします。
すきっ歯はその影響を受けた代表例で、
隠れた過剰歯が、
2本の前歯の間を広げている可能性があります。
■「歯が生えてこない」「歯の形がおかしい」も要注意
あごに埋まったままの過剰歯は、
永久歯の生え変わりを邪魔することがあります。
「乳歯が抜けない」
「乳歯は抜けたけど、
その後に永久歯がなかなか生えてこない」
という場合は、
過剰歯がその原因かもしれません。
また、過剰歯は「形」や「生えてくる場所」が
通常の永久歯とは異なる、という特徴があります。
そのため、生えてきた永久歯の形や場所に
違和感がある場合は、
過剰歯の可能性があるかもしれません。
■レントゲン検査で偶然発見されるケースも
過剰歯によって
歯並びや永久歯の生え変わりに悪影響が出た場合は、
その過剰歯を早い段階で抜歯しておく必要があります。
一方で、表に姿を見せない過剰歯は
肉眼で確認するのが難しく、
たまたま撮ったレントゲンで
偶然発見されることも珍しくありません。
「前歯の歯並びがおかしい」
「永久歯が生えてこない」など
気になることがあれば、早めに歯科を受診して、
詳しい検査を受けてくださいね。
中央歯科医院
〒367-0041 埼玉県本庄市駅南2-15-3
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磨き残しを減らす!歯ブラシの「つま先・かかと・わき」
こんにちは。院長の宮田です。
3月といえば桃の節句・ひな祭りの季節。
そんなひな祭りで欠かせないのが、
主役となる『ひな人形』に、
『ひなあられ』と『ひし餅』です。
ひなまつりカラーとされる3色は、
それぞれ「魔除け(赤)」
「木々の芽吹き(緑)」「雪の純白(白)」
という意味があり、
お子さまが健康に過ごしていけるように
という願いが込められているそうです。
実は、私たちが普段使う歯ブラシにも
「ポイントとなる3つの部位」があり、
その3つを上手に使い分けることで、
磨き残しを減らし、
むし歯や歯周病の予防につなげることができます。
■歯ブラシで磨けない場所がある?
普段、何気なく使っている歯ブラシですが、
歯ブラシは「すき間」や
「デコボコに溜まった汚れ」が苦手で、
普通に使っていると、磨き残しが発生しやすくなります。
特に、
「歯と歯の間」
「歯ぐきの境目(歯の付け根)」
「前歯の裏側」は
3大磨き残しポイントです 。
そこで出番となるのが、歯ブラシの
『つま先』『かかと』『わき』の3つの部分。
歯ブラシを縦に持ったときに、
ヘッドの先端を『つま先』、
ヘッドの後端を『かかと』、
ヘッドの両端を『わき』と呼びます。
これら3つの部位を上手く使うことで、
磨き残しを減らすことができるのです。
■『つま先』『かかと』『わき』の使い方
では実際に、『つま先』『かかと』『わき』を
どのように使うと汚れが落としやすくなるのか、
その具体的な方法をご紹介します。
磨き残しポイント1
奥歯のかみ合わせ面
上下の奥歯がかみ合う「かみ合わせ面」は
ミゾが深く、磨き残しの多い場所です。
歯ブラシの『つま先』を
ミゾの部分に入れ込むようにあて、
小刻みに動かして磨きましょう。
磨き残しポイント2
前歯の裏側
歯ブラシの入りにくい前歯の裏側には、
歯ブラシの『かかと』をあてて汚れを落とします。
歯ぐきにブラシが当たって痛い場合は
『つま先』を使っても大丈夫です。
磨き残しポイント3
歯ぐきの境目
歯と歯ぐきの境目には
歯ブラシの『わき』がピッタリあたります。
毛先が曲がらないように、やさしい力で
横に細かくスライドしながら磨くと
汚れが落としやすくなります。
■自分に合ったブラッシング方法を身につけよう
今回ご紹介した
つま先・かかと・わきの使い方は
あくまでもひとつの目安です。
特に、通常の歯ブラシが届きにくいところには、
フロスや歯間ブラシなどの
『補助的清掃用具』を使うのがおすすめです。
毎日しっかり歯を磨いているつもりでも、
ポイントを押さえて上手に歯みがきをしないと、
意外に汚れが落とせていないことがあります。
もし、皆さまが
「ちゃんと歯を磨いているのに
むし歯や歯周病になってしまう」
というお悩みをお持ちであれば、
「正しいブラッシング方法」を身につけることで
改善できる可能性があります。
「歯並び」や「歯の形」によっては、
より最適な磨き方をご提案できる場合もありますので、
お悩みの方はいつでもお気兼ねなくご相談ください。
磨き残しを減らして、健康なお口を目指しましょう!
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歯医者のレントゲンは安全?
こんにちは。院長の宮田です。
今の時期に楽しめるレジャーのひとつに、
スキーやスノーボードといった
「ウィンタースポーツ」があります。
広がる雪原に
ついつい心が躍ってしまいそうですが、
スポーツには怪我がつきもの。
捻挫や骨折にくれぐれもご注意ください。
万が一、怪我をした場合は、
患部をレントゲンで撮影することがあります。
その際、患者さんの中には
「レントゲン撮影時の放射線(被ばく)」を
気にされる方もいらっしゃいます。
歯科医院でも、治療の際に
レントゲン撮影を行うことがありますので、
今回は「歯科医院のレントゲンは
どれほど人体に影響を及ぼすのか」
という点について、お話させていただきます。
■歯科のレントゲン撮影は「必要最低限」!
「放射線」は目には見えませんが、
私たちの身の回りにたくさん存在しています。
そもそも放射線とは、
「放射性物質」から出ている電磁波のことで、
「被ばく」とは、
「放射線を受けること」を指します。
実は、私たちの体は
宇宙・空気・大地・食品などから
常に放射線を受けており、
年間で約2.1ミリシーベルトの被ばくをしています。
それに対して、歯科医院の
「パノラマX線」という撮影方法における
1回の被ばく量は約0.03ミリシーベルト。
お口の中にフィルムを入れて撮影する
「デンタルX線」 だと、
約0.01ミリシーベルトです。
お口の中を立体的に捉える「歯科用CT」でも
約0.1ミリシーベルトと、
日常生活における被ばく線量よりも
極めて低いことがわかります。
なお、健康に影響が出る被ばく量は
100ミリシーベルト以上とされていますが、
だからといって、レントゲン撮影による被ばくが
全く心配ない、と考えているわけではありません。
皆さまの健康を第一に、
被ばく量が治療において必要最低限となるよう、
検査の必要性については、
私たち歯科医師が責任をもって決定しています。
■胎児への影響はある?
レントゲンでの被ばくは
ほとんど体への影響がないとはいえ、
妊婦さんにとっては
お腹の中にいる赤ちゃんへの影響も
気になるところだと思います。
結論から申しますと、
歯科におけるレントゲン検査では、
胎児への影響を心配する必要はありません。
撮影部位がお口であることや、
撮影時には防護用のエプロンも
着用していただきますので、
赤ちゃんへの影響は少ないと考えられています。
考慮すべき「赤ちゃんへの影響」は
妊娠期間によっても異なりますが、
必ず細心の注意を払って撮影を行っておりますので、
ご安心ください。
■安心して受診してください
レントゲン撮影は、
正しい治療を行うために必要な検査です。
撮影によって、
小さなむし歯も見逃さずに済みますし、
より正確な治療を行うことができるようになります。
それよりも、
被ばくを恐れて受診を控えてしまうことの方が、
症状の悪化を招き、より激しい痛みや、
体への悪影響を引き起こす可能性があります。
治療において大切なのは、
皆さんが安心して受診ができることです。
ご不安なことなどございましたら、
誠心誠意お答えさせていただきますので、
いつでもお気兼ねなくお声がけください。
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根っこの先に膿の袋ができる?「根尖病巣(こんせんびょうそう)」とは
あけましておめでとうございます。院長の宮田です。
新しい年がスタートしました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始のお休み、
皆さんはどのようにお過ごしになりましたか?
この時期の風物詩といえば
「福袋」もそのひとつだと思います。
何が入っているかわからないドキドキ感や運試し、
価格以上の品物に出会えた時のお得感など、
福袋には楽しめる要素がたくさんありますね。
さて、今回のテーマは
同じ袋でもお口の健康にとってはマイナスの袋、
歯の根っこの先にできる「膿の袋」のお話です。
■こんな歯や歯ぐきの異常はありませんか?
「なんとなく歯が浮いた感じがする」
「食べものを噛むと痛い」
「歯ぐきにニキビのような膨らみ(腫れ)がある」
「歯ぐきに空いた穴から膿がでる」
最近、こんな症状が気になる方ことはございませんか?
もし当てはまる症状があれば、それは
「根尖病巣(こんせんびょうそう)」
という病気が原因かもしれません。
根尖病巣は、
歯の根っこ(歯根)の先に、
膿の袋ができる病気です。
「浮いた感じ」「鈍い痛み」など、
歯の違和感からはじまり、
膿の袋が大きくなると
歯ぐきの根元あたりが腫れることもあります。
腫れの多くは『ニキビ』や『おでき』のように、
丸くて境界がはっきりしているのが特徴です。
この膿の袋は、
歯の周りの骨を溶かしながら大きくなるため、
そのうち歯がグラグラ揺れてきて、
気づいたときには歯が残せなくなることも
少なくありません。
■「むし歯の放置」や「治療の中断」は要注意
根尖病巣ができる歯には、ある共通点があります。
それは、歯の神経がすでに死んでいる
「失活歯(しっかつし)」であることです。
より具体的な例を挙げると
・むし歯を長く放置している歯
・歯の根っこの治療(根管治療)を中断した歯
などが当てはまります。
いずれのケースも
放置している間に歯の内側で菌が繁殖し、
その菌が根っこの先に感染することで
膿の袋ができてしまいます。
ほかにも「歯の神経を抜く治療をした歯」や、
転倒などで強く打ったことをきっかけに、
「歯髄(神経)が損傷した歯」なども注意が必要です。
■わずかなサインも見逃さず早めの受診を!
根尖病巣の怖いところは、
初期のうちは自覚症状がなく、
知らず識らずのうちに
膿の袋が大きくなる点です。
これまでご紹介した症状も、
膿の袋がある程度大きくなってから
感じるようになります。
また、歯ぐきの違和感や腫れは
歯肉炎(歯ぐきの炎症)でもよく見られることから
「歯を磨けば治るだろう」
と自己判断してしまう方も少なくありません。
しかし、根尖病巣の症状は、
歯みがきなどで自然治癒することはありません。
それどころか、
放置して炎症があごの骨全体に広がると、
「歯槽骨炎(しそうこつえん)」や
「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」へと発展し、
顔全体や首のあたりまで腫れて
倦怠感や高熱などの全身症状を伴うようになります。
さらに重篤なケースでは
入院による手術が必要になったり、
「敗血症」を引き起こして
命が危険にさらされたりする恐れもあるため
注意が必要です。
わずかな違和感でも、
それはお口が発する異常のサイン。
歯や歯ぐきに異常を感じたら
皆さんの歯を守るためにも、
早めに歯科医院を受診してくださいね。
中央歯科医院
〒367-0041 埼玉県本庄市駅南2-15-3
TEL:0495-21-1807
URL:http://www.chuo-dental.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CUT2UfINpqkFEAE?gm
見逃し厳禁!歯ぐきの出血に潜む病
こんにちは。院長の宮田です。
早いもので、今年も残りわずかとなりました。
12月は1年を締めくくる時期でもあります。
気持ち良く新年を迎えるためにも、
年内にできることは片づけておきたいですね。
さて、来年に持ち越したくないものといえば、
『お口の中のトラブル』も
そのひとつではないでしょうか。
歯の痛みや着色汚れ、
口臭などいろいろありますが、
『歯ぐきからの出血』に注意が必要であることは
あまり知られていないかもしれません。
そこで今回は、重要な病気のサイン、
『歯ぐきからの出血』についてお話しいたします。
■歯ぐきからの出血は『異常事態』?
「食事をしたとき」や「歯を磨いたとき」などに
歯ぐきから血が出たことはありませんか?
もしも、
軽く歯を磨いただけなのに
血が出てしまうようであれば、
それは正常な状態とは言えません。
健康な歯ぐきから血が出ることは、
ほとんどないのです。
実はこの出血が、
「歯が抜ける前兆」である可能性も…。
■歯ぐきの出血は「歯周病」のサイン
歯ぐきからの出血は、
歯周病の数少ないサインのひとつです。
歯周病は静かに進行する病気で、
出血や歯ぐきの腫れ以外に
目立った自覚症状がありません。
しかし、
見えないところで確実に進行し、
知らず識らずのうちに
歯を支えている骨が溶かされていきます。
「歯がぐらぐらするな…」と思ったら、
かなり進行していると思ってよいでしょう。
このように、
ぐらぐらするまで大した自覚症状もなく、
いきなり歯が抜けてしまう。
そんな恐ろしい病気が、歯周病です。
しかも、歯を失う原因の第1位は「歯周病」。
多くの方が歯周病で歯を失っているのです。
■歯ぐきから出血したときは…
歯ぐきから出血したときは
「歯周病の治療」はもちろん、
「丁寧なセルフケア」が非常に重要になってきます。
出血するのが心配で、
歯みがきをやめてしまう方もいらっしゃいますが、
それは却って逆効果です。
プラークや細菌などの汚れがどんどん溜まり、
歯周病が悪化する原因になってしまいます。
歯ぐきを刺激しないように
やわらかめの歯ブラシを使って
プラークと細菌をしっかり取り除くことで
出血は徐々に収まってきます。
また、歯周病はセルフケアだけでは治療が難しく、
必ず歯科でのプロフェッショナルケアが必要です。
さらに、歯ぐきからの出血は
歯周病によるものだけではなく、
「腫瘍」や「血液の病気」が原因の場合もあります。
いずれにせよ、少量でも出血がある場合は、
早めに受診するようにしましょう。
あまり意識することはないかもしれませんが、
歯は一度抜けたら二度と生えてきません。
「正しいケア」と「早期受診」を心がけて、
大切に守りましょう!
中央歯科医院
〒367-0041 埼玉県本庄市駅南2-15-3
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