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すごい歯磨き粉です
今日は歯磨き粉のご紹介です
現在 市場には様々な歯磨き粉が出回っています
口臭予防 歯を白くする 虫歯予防 歯周病を防ぐ など
いろいろな効能を謳ったものがあります
でも これまで私も使ってみましたが
はっきりと効果を感じたものはありませんでした
今回ご紹介する歯磨き粉は
「バイオリペア プロ」です
この歯磨き粉には「ハイドロキシアパタイト」という成分が含まれています
このハイドロキシアパタイトとは歯のエナメル質と象牙質の成分と同じもの
歯本来の成分を歯磨きすることで歯に与えることになります
①歯を再石灰化(簡単にいうと歯を硬くすること)することで虫歯を防ぐ
②知覚過敏(冷たいものにしみる症状)を予防する
③殺菌性のある亜鉛イオンの抗菌作用で歯垢歯石の付着防止(歯周病予防)
以上の効果に加えて 歯を白くする作用もあるようです
ちなみに私も使ってみましたが3日間ほどで知覚過敏が治りました
イタリアのコスウェル社とボローニャ大学とが共同開発
これはお勧めです
当院で販売しています
(治療で来院された患者様にはただ今 試供品を差し上げております
数に限りがございますので ご了承くださいませ)
味覚異常について
本日 来院された患者様
「舌と唇がヒリヒリしていて 味が苦く感じる」と訴えていらっしゃいました
お口の中を拝見すると舌と唇の粘膜がツルツルした感じ
患者さんに「健診で鉄分が不足していると指摘されたことはないですか?」
とお聞きしました
すると「以前、鉄分が不足しているといわれたことがあります」
とのお答え
これで話がつながりました
いわゆる鉄欠乏性貧血だと思われます
鉄分は上皮組織(体の表面の組織)を正常に保つ作用があり
不足すると舌や唇などの口腔粘膜に異常が現れます
本患者様もおっしゃっていましたがどこで診てもらえば良いのか分からなかった
このような場合は かかりつけ歯科医院をまず受診してください
歯科医師はお口の病気のスペシャリストですから
その後 症状によっては口腔外科を紹介してもらいましょう
虫歯予防の話③フッ素
今回はフッ素のお話をします
フッ素
正確にはフッ化ナトリウムと呼ばれる化合物を用います
(塩化ナトリウムがいわゆる食塩であるように
フッ化ナトリウムも安全な化合物です
過度に使った場合の安全性ですが
食塩だって摂り過ぎれば体には毒になるのと
同じ理由で考えて頂ければ良いと思います)
フッ素は歯に取り込まれると
フルオロアパタイトを作ります
虫歯菌の出す酸に対して溶かされにくい性質を持っているので
フルオロアパタイトが形成されると虫歯になりにくくなります
フッ素は生えはじめの歯の方が
吸収されやすく効果が上がります
お子様の歯が生えてきたのに気が付いたら
歯医者さんでフッ素を塗ってもらいましょう
虫歯予防の話②糖質制限
虫歯にさせない1つ目の対処法は・・・
糖質制限(シュガーコントロール)です
といっても、糖質をまったく摂らないというものではありません
虫歯とは、プラーク(食べかす)中の虫歯菌が食べ物の中の「糖質」を材料に酸をつくり
徐々にエナメル質を溶かしていくもの
砂糖だけではなく、米やパンにも糖質は多く含まれており
普通の食事にも含まれています
逆にいうと、糖質を摂らなくすることは不可能ですし
糖質はヒトのエネルギーとして必要なものです
①アメなど糖質の多いモノの摂取量を減らす
②糖質の摂取回数を減らす
以上のように気をつけるだけで
お口の中の環境が改善して
虫歯予防につながります
虫歯予防の話①
虫歯予防の前に
どのようにして、虫歯になるのでしょうか?
虫歯は、虫歯菌(細菌)が食べ物のカス(プラーク)
をもとに作り出す酸が歯を溶かすことで生じます
つまり、虫歯菌に栄養を与えないようにすることで虫歯を
減らすことができるのです
さらに、虫歯菌の好物は・・・・
お砂糖です
(蛇足ですが、お砂糖をこれだけ人類が手軽に口にできるようになったのは
産業革命のお陰だそうです 産業の効率化のよって大量にお砂糖を作れるようになった
一説には近代に入って虫歯が増えたという話もございます)
お砂糖をお口の中に残さないことが
虫歯の予防につながります
虫歯にさせない3つの対処法はまた次回にご説明します
歯周病について
最近、歯周病って、テレビや雑誌でよく話題になり取り上げられる機会が多いですよね。
昔は、歯槽膿漏というふうに呼ばれていましたが、呼び方が変わっただけで同じものです。
歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)にプラーク(食べかすと歯周病菌のかたまり)が残っていると、そこから歯ぐきが腫れてきます。
でも、虫歯のように、強い痛みが出ることは少ないのです。
これを放置すると、知らないうちに歯を支える骨(歯槽骨)が溶かされて、歯が抜け落ちてしまう病気です。
歯周病は歯周ポケットのプラークが原因ですから、患者さんには正しい歯磨きをしてプラークを取っていただきます。また、歯科医院では、
症状にもよりますが、専用の器具を使い悪くなった歯ぐきの治療をしていきます。
これで、ほとんどの歯周病は改善していくのです。
3か月に一度は定期検診をして頂けると、理想的ですね。
指しゃぶりについて
指しゃぶりをしてしまうお子さんは結構います。
「原因は諸説ありますが、ひとつは眠気です。
子供は眠くなると心を安らげるために、お母さんのおっぱいを飲んでいる
状態と同じような環境を求めます。そこで、お母さんのおっぱいの代わりに
自分の親指を使います。親指はお母さんの乳首と同じくらいの大きさで、
しかも簡単に口に運べて吸いやすい形状をしています。
もうひとつは寂しさです。寂しくなると遊び相手や話し相手が欲しくなります。
ですが相手が居ないと精神的に少し不安定になります。心の隙間を埋めるために
指しゃぶりをして、落ち着こうとするのです。一種の精神安定剤の役割といえるでしょう。
この2つが原因で共通しているのは、子供が心を落ち着かせたい、
安らぎたいと思っているときに無意識のうちに指しゃぶりが起きてしまっているということです。
ちなみに子供がまだお母さんの胎内にいるときから、実は指しゃぶりが始まっ
いるということが明らかになっているそうです。」
4歳までにやめさせないと、自我が強くなってしまうため、それ以降も続けてしまいます。
それでは、やめさせるには?
言い聞かせてやめさせるなどがありますが、やはり寝ているときにやってしまうことが多いようです。
そこで、マヴァラバイターストップ。
指にこの辛いマニキュアを塗るだけで
指しゃぶりをやめることができた患者のお子様も多いです。
フッ化物洗口
乳歯の話
乳歯がなかなか抜けないということで、女の子が来院されました
拝見すると、内側に永久歯(大人の歯)が生えてきてしまっていました
専門的には、晩期残存歯といいます
このような場合は、早く残った乳歯を抜いてあげることが必要です
そうすれば、内側に生えてきた永久歯は前に移動してきて
正しい位置に移動します
初めての歯医者さんとういことで女の子は緊張されていましたが、
なんとか麻酔をして抜くことができました (ちょっと怖い思いをさせてしまったかな )
帰りに「バイバーイ」と挨拶してくれたので、こちらも安心しました
帰りに「バイバ
晩期残存歯の例
テトラサイクリン歯①
今日はお口の健康情報ということで「テトラサイクリン歯」について
患者さんの中には、歯の色を気にされている方がいらっしゃいます。
その中には、テトラサイクリン歯と呼ばれるものがあります。
これは、歯が作られる3歳までにテトラサイクリン系と呼ばれる抗菌薬(抗生物質)を
服用することで起きるものです。(しかし、現在はお子様にこの薬を処方することはなくなりました。)
今から30年程前までは、頻繁に処方されていたものですので、40代から30代の方に
認められることが多いのが現状です。
テトラサイクリン歯にも、色の淡いものから濃い
ものと、患者さんによって状態が異なります
次回は、治療方法についてご説明します